ここ数年、20~30代の若者による起業が増えてきています。若いうちから起業といっても、社会経験の浅さや失敗時のリスクを考えるとなかなか手を出しづらいかもしれません。しかし、実は若者こそ起業をする環境に恵まれていてメリットも多いのです。
そして、若い方で「不動産業」を開業するという人もここ最近増えてきています。国からの免許を受けて行う業種であるため信頼されやすく、その免許も他業種と比べて簡単に受けられるという点が大きいです。
若いうちからの不動産業起業はどのようなものなのか、ざっくりとでもつかんでいただければと思います。
国からの起業支援も豊富!若者が起業するメリットとは?
若者の起業でまずぶつかる大きな壁が、「資金力不足」でしょう。しかしそんな状況を打破するための支援制度が用意されています。国は若者の起業を応援しているのです。
代表的なものとしては、次のようなものがあります。
日本政策金融公庫
事業を行うための資金を援助するため、国が100%出資を行っている金融機関です。数種類の出資制度を設けていますが、若者向けの支援制度として「女性、若者/シニア起業家支援資金」という制度があります。
創業補助金
都道府県の労働局や経済産業省が実施している、若者の起業における経費の一部を援助してくれる制度です。金融機関の融資と違い、補助金なので返済の必要がないという利点もあります。
クラウドファンディング
公的な支援制度ではありませんが、最近では主流になりつつある資金調達方法です。こちらも試してみてもいいかもしれません。
時間も体力も豊富!
若者にしかない非常に大きな強みは、「時間と体力」です。
「時間」が沢山ある、というのは決して「若者がヒマだ」と言いたいわけではありません。「チャンスが沢山ある」と言った方が良いでしょうか。 例えば、もし起業に失敗してしまったとしても、それが20代の頃なのか50代の頃なのかによってその失敗の重みは大きく違います。20~30代のうちに失敗しても、挽回できるチャンスはいくらでもあるのです。
また、会社勤めをしている場合は年齢を重ねるにつれて仕事も重く、そして多くなっていきます。そんな中で起業について考え、実行に移すのはかなり難しいでしょう。
「体力」が沢山ある、というのはまさしくその通りで、若さゆえの強みです。起業に向けての会社設立等の手続きや、起業してからの実務は会社に勤めるよりも忙しいものです。それに耐えられるだけの体力が備わっているのは、若者ならではの強みなのです。
時間も体力も豊富な若いうちこそが、実は起業をする絶好のチャンスなのです。
免許も受けやすい!?不動産業開業がおススメ!
起業するといっても、当然のことながら業種が決まっていなければいけません。 若くして起業される方には、「不動産業(宅地建物取引業)」を選ぶ方が最近増えてきています。
不動産業を選ぶ方が増えていること、おススメできることには次のような理由が挙げられます。
国から免許を受けて行う事業である
不動産業もとい宅地建物取引業は、国から「あなたは不動産業をやってもいいですよ」という免許を受けて行わなければならない業種です。「今日から不動産会社です!」といって始められるものではありません。
不動産業を営んでいるということは、国からのお墨付きをもらって事業を営んでいるということなので、他の業種よりも信頼を獲得しやすい業種といえます。
免許のハードルがそこまで高くない
国から免許を受けて行わなければならない業種は不動産業以外にもありますが、不動産業は比較的免許を取得しやすいです。
大きな特徴としては、「実務経験が不要」であること、「財産要件 (○○万円以上持っていないとNG) がない」といったことが挙げられます。実務経験や開業資金に乏しい若者にも、免許を受けるチャンスが大いにあるということです。
若者の起業を応援します!
当事務所では、20~30代の若者の起業を応援しています。これまでも多くの方からご相談をいただいています。
例えば不動産業を開業したい場合、まずやるべきことは大きく分けて次の3つです。
- 会社を設立する
- 宅地建物取引業免許を取得する
- 日本政策金融公庫からの融資を受ける ※必要な場合のみ
当事務所では、1~3の全てをトータルでサポートすることが可能です。 もちろん、不動産業以外でもサポート可能です。ぜひ一度ご相談ください。
起業において「若さ」は大きな武器となります。不動産業に限らずとも、チャレンジされてみてはいかがでしょうか。当事務所でも全面的にサポートが可能ですので、手続きに行き詰った場合はご相談いただければ幸いです。
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